今週の発酵・醸造ニュースまとめ【10/19〜10/25】

今週の発酵・醸造ニュースまとめ【10/19〜10/25】 未分類

最終更新: 2026-10-25

今週は、蔵づくりの町並みで知られる3つの街の成り立ちを紹介する特集記事や、発酵食品の新製品トレンドを扱う業界誌の最新号が話題になった。味噌蔵発の加工品が全国規模のコンテストで1位を獲得したニュースや、塩麹づくりの塩選びに関する専門家の見解も引き続き注目を集めている。

業界ニュース

「日本三大蔵の街」はどこ? 川越・倉敷・喜多方それぞれの成り立ち

埼玉県川越市、岡山県倉敷市、福島県喜多方市の3つの街が「日本三大蔵の街」として紹介する記事が話題になった。川越は明治の大火をきっかけに蔵造りの町並みが広がり「小江戸」と呼ばれるようになった経緯があり、倉敷は美観地区に和風・洋風の建物が並ぶのが特徴とされる。喜多方は4200棟を超える蔵が残り、その半数以上が今も住民の生活の中で現役で使われているという。

蔵の街というと観光地のイメージが先行しがちだが、これらの街の蔵の多くは味噌・醤油をはじめとする発酵食品の仕込みや保管の場として今なお機能している。味噌蔵の内部や仕込みの様子を実際に見てみたい人は「味噌蔵見学おすすめ10選|全国の蔵元を地域別に紹介」も参考にしてほしい。

(情報元:ソトラバ・Yahoo!ニュース)

味噌蔵発の調味料が「第17回調味料選手権2026」で全国1位に

一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が主催する「第17回調味料選手権2026」で、全国182品の中から福岡県の味噌蔵・鶴味噌醸造株式会社が開発した「燻(IBUSHI)味噌マスタードドレッシング」が総合1位を獲得したことが報じられた。

味噌蔵がどのようにしてこうした加工品を生み出しているのか、商品開発の仕事内容を本事例とあわせて「味噌蔵の商品開発とは?全国1位の新商品に学ぶ仕事内容」で詳しく解説している。

(情報元:Infoseekニュース)

発酵食品トレンド

塩麹に合う塩、ソルトソムリエが選び方を解説

塩の専門家であるソルトソムリエが、塩麹づくりに向いた塩の選び方を紹介する記事が話題になった。精製塩よりもミネラルを含む天然塩の方が麹菌の発酵を助けやすいとされ、塩選びが仕上がりの風味を左右するという。

この見解の詳細や、精製塩と天然塩で発酵・風味が変わる仕組みについては「塩麹に合う塩の選び方|精製塩と天然塩で発酵・風味が変わる理由」でまとめている。

(情報元:ウォーカープラス)

醸造技術・研究

食品業界誌が「原料不足」をテーマに新製品トレンドを特集

日本食糧新聞社が発行する月刊「食品 新製品トレンド」2026年11月号が、「未来の原料不足に対応! 新たな素材と新たな技術と新たな発想で」をテーマに発行された。原材料コストの高騰や供給不安が続くなかで、代替素材や新技術を使った新製品の動向をまとめた内容になっている。

同号では、醸造酢メーカーのタマノイ酢による新製品「旨すしのこ」なども紹介されており、発酵・醸造分野のメーカーも原料事情の変化に対応した商品開発を進めている様子がうかがえる。原材料価格の動向が気になる人は「日本の味噌・醤油・酢 生産量の推移と都道府県別ランキング【農水省統計】」もあわせて参考にしてほしい。

(情報元:日本食糧新聞・電子版)

今週の発酵・醸造業界まとめ

カテゴリ 主なトピック 注目ポイント
業界ニュース 「日本三大蔵の街」川越・倉敷・喜多方 喜多方は4200棟超の蔵の半数以上が今も現役で使用
業界ニュース 味噌蔵発の調味料が調味料選手権2026で全国1位 福岡・鶴味噌醸造の「燻味噌マスタードドレッシング」が182品中トップ
発酵食品トレンド 塩麹に合う塩の選び方 ミネラルを含む天然塩が麹菌の発酵を助けやすいとの見解
醸造技術・研究 食品新製品トレンド2026年11月号「原料不足」特集 代替素材・新技術による新製品開発の動きが加速

今週は、味噌蔵をはじめとする「蔵」の存在そのものに光が当たる話題が目立った一週間だった。観光地としての蔵の街と、実際に発酵食品を生み出す生産拠点としての蔵、その両方の側面が改めて注目されている。

一方で、原材料コストの高騰という業界共通の課題に対して、味噌蔵発の加工品開発や、新素材・新技術を使った商品開発といった形で、各社が独自の工夫を進めている様子もうかがえた。塩麹づくりのような家庭での発酵食品づくりにおいても、原料選び一つで仕上がりが変わるという専門家の指摘は、素材への向き合い方を考えるうえで参考になる。

来週以降も、原材料価格の動向や、各地の蔵元・メーカーによる新商品開発の動きに引き続き注目していきます。

参考記事

  • ソトラバ(Yahoo!ニュース)「『日本三大蔵の街』はどこ? 小江戸川越・和洋の倉敷・4200棟超の喜多方それぞれの成り立ち」
  • Infoseekニュース「『第17回調味料選手権2026』今年の“No.1調味料”は『燻(IBUSHI)味噌マスタードドレッシング』に決定!!」
  • ウォーカープラス「ブームの『塩麹』、ソルトソムリエが選ぶ“塩麹に合う塩”とは?」
  • 日本食糧新聞・電子版「月刊『食品 新製品トレンド』2026年11月号 未来の原料不足に対応! 新たな素材と新たな技術と新たな発想で」


コメント

タイトルとURLをコピーしました