最終更新: 2026-10-13
味噌ソムリエは、一般社団法人東京味噌会館が設立した「みそソムリエ認定協会」が認定する民間資格です。みそ汁の塩分・旨味を判定する実技試験と、味噌の歴史・種類・原材料に関する知識試験で構成されています。ただし2026年10月13日時点、公式サイトには2026年1月9日付で「みそソムリエ認定講座は当面の間休止させていただきます」との告知が掲載されており、新規受講はできません。この記事では資格の内容と過去の受講条件を整理したうえで、今すぐ取得を目指せる味噌関連の資格2つも紹介します。
味噌ソムリエとは?認定団体と資格の目的

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | みそソムリエ(呼称は「味噌ソムリエ」表記も使われる) |
| 認定団体 | みそソムリエ認定協会(一般社団法人東京味噌会館が設立) |
| 資格の位置づけ | 民間資格(国家資格ではない) |
| 試験内容 | みそ汁の塩分・旨味等を判定する実技試験、みその歴史・種類・原材料・効用に関する知識試験 |
| 合格後 | 「みそソムリエ」「味噌ソムリエ」の呼称を使用できる |
出典: みそソムリエ認定協会公式サイト(2026年10月13日確認)。
資格の目的は、味噌に関する正しい知識を持ち、味噌の魅力や文化を広める人を育てることにあります。試験では知識だけでなく、実際に複数の味噌を味わって種類を判別する「きき味試験」が課される点が特徴で、業界団体FoodWatchJapanが講座を取材した記事(取材時点)によると、受講は1日(午前〜午後)の集中講座形式で、午前に知識講義、昼食後に仕込み実演の観察、その後きき味試験と筆記試験という流れだったと報告されています。
受講費用・開催形式はいくらだったか

受講費用については、複数の資格比較サイトの記載にばらつきがあります。
| 情報源 | 記載されている費用 |
|---|---|
| FoodWatchJapan(講座取材記事) | 25,000円 |
| 資格比較サイト(2026年10月確認) | 35,000円 |
| 当サイトの別記事([醸造業界への就職ガイド](https://jozo-navi.jp/brewing/jozo-shushoku-kyujin/)) | 約15,000円 |
公式サイトには現在、受講費用を明記したページが見つからず、上記いずれが最新・正確な金額かを一次資料で確定できません。休止中の資格について不確かな金額を断定するより、「過去の報告では1.5万〜3.5万円程度の幅があった」とだけ押さえておくのが安全です。再開時は公式サイトの募集要項で金額を直接確認してください。
2026年10月時点の受講状況:当面休止中

みそソムリエ認定協会の公式サイト(https://tokyomiso.or.jp/sommelier/)には、以下の告知がそのまま掲載されています。
> 2026.01.09
> みそソムリエ認定講座は当面の間休止させていただきます。
2026年10月13日時点でこの告知が最新のお知らせであり、再開予定日や次回募集の案内は公式サイト上に見当たりません。つまり現時点では、新規に味噌ソムリエの受験を申し込むことはできない状態です。味噌資格の比較記事の多くは2023〜2025年頃に書かれたもので、この休止情報には触れていません。「味噌ソムリエを受けたい」と検索して情報を集めている方は、まずこの休止状況を知っておく必要があります。
今取得できる味噌関連の資格2つ

味噌ソムリエが休止中の今、味噌に関する知識を証明したい場合は以下の2つが選択肢になります。目的が異なるため、「手軽に始めたいか」「本気で醸造の仕事にしたいか」で選び方が変わります。
| 資格 | 認定団体 | 受験資格 | 受験料 | 試験形式 |
|---|---|---|---|---|
| 味噌エキスパート | 日本安全食料料理協会(JSFCA) | 特になし | 10,000円(認定カード・認定証は各5,500円、別途) | 在宅受験。問題を郵送で受け取り、解答を返送 |
| みそ製造技能士(1級・2級) | 厚生労働省(職業能力開発促進法に基づく国家資格) | 2級:実務経験2年以上/1級:実務経験7年以上、または2級合格後2年以上 | 都道府県ごとに異なる(学科・実技で数千〜1万円台) | 学科試験(みそ製造法・微生物および酵素・化学一般・関係法規等)+実技試験(原料・こうじ・みその品質判定) |
出典: 日本安全食料料理協会公式サイト「味噌エキスパート資格認定試験」、技能検定制度ポータル「技のとびら」(waza.mhlw.go.jp)、いずれも2026年10月13日確認。
味噌エキスパートは受験資格がなく、自宅で受験できるため「まず味噌の知識を体系的に学びたい」という入口として手軽です。一方、みそ製造技能士は実務経験が受験の前提条件になる国家資格で、すでに味噌蔵や味噌メーカーで働いている人がキャリアアップとして取得するものです。味噌メーカーに就職するにはや味噌蔵で働く仕事内容で紹介した仕事に就いたあと、現場で2年以上の経験を積んでから目指す資格と位置づけられます。
味噌ソムリエだけで蔵人・醸造家にはなれるか

発酵食品ソムリエと発酵マイスターの違いでも触れたとおり、味噌ソムリエ・発酵食品ソムリエ・発酵マイスターといった民間資格は、酒蔵・味噌蔵・醤油蔵の採用で必須とされるものではありません。知識を体系的に身につけ、履歴書で「味噌への本気度」を示す材料にはなりますが、実際に蔵人・醸造家として働くには現場での実務経験が不可欠です。醸造業界への就職そのものを考えている場合は、醸造業界への就職ガイドや、大学で学びたい場合は醸造学を学べる大学・学部も参考にしてください。
味噌・醤油の生産動向など業界の統計データは、発酵・醸造業界の統計まとめページで定期更新しています。
よくある質問
Q1: 味噌ソムリエはいつ再開しますか?
2026年10月13日時点、公式サイトに再開予定の案内はありません。「当面の間休止」という表現のみで、具体的な再開日は示されていません。再開情報は公式サイト(みそソムリエ認定協会)で随時確認してください。
Q2: 味噌ソムリエと味噌エキスパートはどちらが良いですか?
味噌ソムリエは現在休止中のため選べません。今すぐ資格を取りたい場合は、受験資格が不要で在宅受験できる味噌エキスパートが現実的な選択肢です。
この記事は醸造ナビ編集部が執筆しました。醸造ナビは発酵・醸造業界を目指す人のための専門メディアです。詳しくは編集部についてをご覧ください。
参考情報
- みそソムリエ認定協会公式サイト(https://tokyomiso.or.jp/sommelier/)2026年10月13日確認
- FoodWatchJapan「みそソムリエという資格」(https://www.foodwatch.jp/daizu015)
- 日本安全食料料理協会「味噌エキスパート資格認定試験」(https://www.asc-jp.com/syokubu/miso/)2026年10月13日確認
- 技のとびら 技能検定制度等に係るポータルサイト(厚生労働省、https://waza.mhlw.go.jp/)みそ製造技能士、2026年10月13日確認
- ASC「【味噌資格6選】種類ごとの風味・味わい・効果を活かす専門家に!」(https://www.asc-jp.com/syokubunka/miso/column01/)2026年10月13日確認


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